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   レオン・ウォルトに
 わたしは,この本を,あるおとなの人にささげたが,子どもたちには,すまないと思う.でも,それには,ちゃんとした言いわけがある.その大人の人は,わたしにとって,第一の親友だからである.もう一つ,言いわけがある.そのおとなの人は,子どもの本でも,なんでも,わかる人だからである.いや,もう一つ言いわけがある.そのおとなの人は,いまフランスに住んでいて,ひもじい思いや,寒い思いをしている人だからである.どうしてもなぐさめなければならない人だからである.こんな言いわけをしても,まだ,たりないなら,そのおとなの人は,むかし,いちどは子どもだったのだから,わたしは,その子どもに,この本をささげたいと思う.おとなは,だれも,はじめは子どもだった.(しかし,そのことを忘れずにいるおとなは,いくらもいない.)そこで,わたしは,わたしの献辞を,こう書きあらためる.
 
      子どもだったころの
      レオン・ウォルトに
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たとえ,人々の異言,天使たちの異言を語ろうとも,愛がなければ,わたしは騒がしいどら,やかましいシンバル.たとえ,預言する賜物を持ち,あらゆる神秘とあらゆる知識に通じていようとも,たとえ,山を動かすほどの完全な信仰を持っていようとも,愛がなければ,無に等しい.

愛は忍耐強い.愛は情け深い.ねたまない.愛は自慢せず,高ぶらない.礼を失せず,自分の利益を求めず,いらだたず,恨みを抱かない.不義を喜ばず,真実を喜ぶ.すべてを信じ,すべてを望み,すべてに耐える.
   
            コリント信徒への手紙 T 
             13:1,2 13:4,5,6,7
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